医薬品全般(非経口薬、経口薬、原薬、バイオテクノロジー)および医療器具/用具などの無菌製品に関する製造技術水準の向上に貢献することを目的とし、国際的に科学研究、情報普及、教育訓練などの活動を行っています。この分野で「バリデーション」が重要視されるようになってから、レギュラトリー・サイエンスに関してFDA(米国食品医薬品局)との密接な関係が確立され、相互協力が行われるようにもなりました。

PDAは、いわば「GMP・バリデーションと製剤技術」を科学するユニークな学術団体で、この分野に関わる世界の技術者や専門家の集まりです。

年会

毎年春秋2回の年会が、本部のあるアメリカにおいて開催されます。世界各国から会員が参加するため、アメリカで定期的に行われる国際学会ともいえます。

会期は通常5日間で、うち3日間は製薬技術、GMP・バリデーション、査察等に関する最新の話題でセッションから構成され、研究発表、質疑応答が行われます。口頭発表のほか、ポスター発表の場も設けられています。毎回FDAのスタッフが演者として参加し、政府機関とも密接な連繋をもっています。

また、特定のテーマに関して関心を示すグループである「インタレストグループ」の討論や朝食をとりながら選択課題について自由討論を行う、「ラウンド・テーブル」というユニークな意見交換会も開かれます。その他、年会の後半の2日間にPDA主催の「教育コース」、会期中にはヘルスケア関連の製品やサービス等の展示会が行われます。

PDA-FDA合同会議

毎年1回、PDAとFDAの合同会議が開催されています。PDAとFDAから選出された代表者によって、同会議の運営委員会が編成され、レギュラトリー・サイエンスに関する興味あるテーマが決められます。会議は、現在FDAが注目している最もホットな話題について、討論を中心として進められます。

PDA国際ヨーロッパコングレス

隔年ごとに、ヨーロッパで開催される国際会議です。この会議はPDAの主催ですが、PDAと友好関係にあるイギリス、フランス、ノルディックの無菌製剤関連の学術3団体との相互協力によって運営されています。年会同様、製剤技術とGMP・バリデーションを中心とした、最近の興味あるテーマについて発表/質疑応答が行われます。毎年、FDAやEU、MCAなど、各国の査察官の貴重な発表があり、話題を呼んでいます。また、会期中には、教育コースや展示会も催されます。

PDA国際アジアコングレス

PDAと日本PDAが共同で主催する製剤技術とGMP・バリデーションに関するアジア地区の国際会議です。アジア諸国のほか、アメリカ、ヨーロッパからも参加し、1994年11月東京、1997年2月大阪、1999年2月東京、2001年2月京都、2006年9月東京で開催されました。本部年会やヨーロッパ・コングレスと同様の形式で運営されます。これまでに厚生労働省や国立の研究機関、アジア諸国の政府、FDA、MCAなどの専門官による、レギュラトリー・サイエンスに関しての講演も行われました。

教育コース

製薬業における専門的かつ継続的な教育は、PDAが初めて1978年に実施いたしました。以来、権威ある教育コースとして好評のもとに世界各地で開催され継続しております。

PDAは教育コースを、実際の経験から得た知識の交換の場と考えております。すなわち専門家が講師陣や他の参加者の経験に接して、そこから生きた知恵を学び取る場です。コースの各主題は、専門の講師陣によって深く掘り下げられ、常にアップデートされていますので、内容が充実しているばかりでなく、そのテキストは詳しい参考書としての価値があります。コースの講師は、自ら経験して得た見識を紹介できる、プロフェッショナルの教育者達です。各コースは一般の講演会より参加人数を制限し、また、十分な質疑応答の時間も設けられ、参加者と講師のコミュニケーションが取りやすくなるよう配慮されています。現在はPDA Training and Research Instituteが本コースの運営を管理していますが、日本PDAでも日本人講師による独自のコースを準備し、好評を得ています。